初めまして、精神疾患って知ってますか?
初っ端からとんでもない記事タイトルに見出しだと思いますよね?
自分でもそう思います。
ただ、回りくどい言い方をしても伝わらないと思ったのでサクッと書いちゃいました。
厳密に言うと精神障害って言います。
例えばこんなものがあります。
・パニック障害(不安障害)
・性機能障害
・薬物依存症(物質関連障害)
上記のものはあくまで一部にすぎません。
これらは心療内科などで医師の診断を受けると、受けた側は精神障害を持っているとなるわけです。
はい、つまり私は精神障害持ちということになります。
私の場合は気分障害と呼ばれる、うつ病または双極性障害に該当します。
自分には関係ない?本当に?
実は私自身この障害と自分は無縁だと思って生きてきました。
新卒で社会人となり、ずっと自分の目指すものを明確にしてキャリアアップのために転職も含めて経験を順調に積んでいたのです。
まさか自分がいわゆる、精神を病むなんて考えてもみなかったです。
なので、本当に初期の初期に表面化していた症状については疲労や別の病気だと勝手に思っていました。
本当に些細な症状しか出なかったんですよね。
・長期的に倦怠感が続く
・片頭痛のような症状が頻発する
この二つしか私は症状として自覚がなかったです。
その頃は一人暮らしでしたし、すぐそばで誰かが自分の異変に気付いてもらえるような環境でもなかったのでひっそりと私の疾患は進行していってしまいました。
もともと気圧症による頭痛と片頭痛持ちであったことも災いしました。
急転直下でした。
次の症状が表面化してきて私はようやく何かがおかしいことを自覚したんです。
・満員電車内で自覚のない失神
・原因不明の動悸
・原因不明の過呼吸発作
職場に行くまでに何度も動機や過呼吸を電車内で起こすもので、ついには急行電車に乗れなくなってしまいました。
発作が起きるたびに電車の外へ出ないと酷い時は過呼吸発作から失神することすらあったからです。
残念ながらその頃は23区が職場だったので満員電車を避けることは難しく、しかも三つとも原因不明の症状だったこともあって医師に診てもらおうにも、どの診療科を受ければいいのかわからなくて本当に困りました。
特に自覚のない失神って失神した瞬間の記憶が何もないので圧迫されての失神なのか、寝不足によるものなのか、まったくわからなかったのです。
後でわかるのですが、これは気分障害を発症すると起こりやすい不安障害の一部でした。
満員電車という密閉空間かつ、気分障害が起こした不安要素に気付いた瞬間に不安障害も併発することで失神していたんです。
つまり、行くべき診療科は心療内科であった、と。
一つ目の壁
さて、どうにかこうにか行くべき病院の診療科が分かった私です。
そこで起きた一つ目の壁が「予約の壁」です。
心療内科って予約待ち3ヶ月が普通なんです。
患者数に対してクリニックがまったくもって足りていない現状があります。
つらい、苦しい、今すぐどうにかしてほしい。
私の場合は最終的に電車自体に乗車できなくなっていたので社会人として非常に困る状態でした。
とはいえ、もしもホームで失神が起きたらと考えると無理やり電車に乗り続けることは避けなくてはならなかったんです。
今すぐに診断してほしいし、必要なら治すための薬を処方してほしいのに3ヶ月待たないと初診してもらえないのでどうしようもありません。
結果、私は休職せざるを得ませんでした。
有給休暇と合わせて何とか初診まで待つことにしたのです。
もしかして、自分のよくわからない症状って心療内科の方面か?
って思い当たる方は早めに予約だけでも取りましょう。
初診料高いかもしれないけれど、違うなら違うで安心できるし、もし該当しても初診さえしてもらっておけばその後は予約をしっかり取れるので処方された薬がなくなる前に診察してもらえます。
二つ目の壁
次にやってくる壁は結構絶望感が高いかもしれません。
私の場合なので、気分障害についてになります。
うつ病、双極性障害という病気ってそもそもどこが病気になったんだと思いますか?
心?
精神?
簡単に言いますと、「脳」です。
脳内分泌物が出せなくなってしまって正常な働きができなくなってしまったという状態なんです。(すべての症状が当てはまるというわけではありません)
ただ、人によって脳という臓器は千差万別。
つまり、気分障害は一つとして同じ症状はないんです。
もっかい言います。
同じ症状はありません。
医師も患者も手探りで病気と向き合っていくことになります。
そのため、どんな些細なことでも医師に相談していかないと実はうつ病ではなくて双極性障害でした、なんてことも在り得ます。
誤った薬を飲んでも症状は良くなりません。(当然です)
それどころか、悪化することさえあります。
そう、二つ目の壁はほかの病気と違ってとにかく診断が難しく、こうすれば治るという方法がないことです。
風邪のようにどうすれば完治するかわからないというのは結構な不安要素になります。
まとめ
ここまでつらつらと自分に起きたことを含めて書き連ねてみました。
障害という字も最近では使われなくなりましたね。
障害ではなく、障碍と書くことが多いです。
というのも障碍者という言葉良くも悪くもあたりが強く感じてしまう人が多いからだと思います。
そんな風に少しずつ障碍について知っている人が増え、社会に障碍があっても進出しやすく変わってきています。
そんな中、いまだに遅々として停滞しているように感じるのが精神障害者の社会進出です。
そもそも、精神障害って見た目じゃわからないこともあって普通の人と何が違うのか本人しかわからないものですし。
そうなるとどういった支援が必要なのかも明確にしにくいのが現状です。
精神疾患、精神障害は病気としても実は完治が難しく、加えて社会支援も受けにくい一面があるものです。
次回は、私の実体験にさらに焦点を当ててさらにうつ病、双極性障害、不安障害について、そして見逃してはいけない症状について書いていきます。