就労支援事務所と聞くと、内職のイメージがある方もいるかもしれません。
野菜カットだったり、簡単な軽作業を黙々とやるところも実際にあります。
ですが、その他にも今の社会に合わせて就労支援事務所のあり方も変わってきています。
今回は私が実際にお世話になることになった事務所さんを元にお話をしていきたいと思います。
就労支援事務所はどんなところ?
就労支援事業所は、障害のある方の就労サポートを行う場所です。 障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスのひとつで、「就労移行支援事業所」と「就労継続支援事業所」があります。
グーグルで検索するとこうした記事がヒットします。
前回までの記事で明かしている通り、私は気分障害、不安障害をもっている障碍者になります。
こうした障害をもつ人たちが、社会活動へ復帰するための支援をしてくれる場所です。
一般就労への支援
障害がある人のための障碍者雇用という道もありますが、気分障害や不安障害といった障害の場合は、障碍者手帳を取得できないケースもあります。
そうすると、障碍者雇用での雇用ができない場合があります。
そういったときに、就労支援事務所からの支援を受けて一般就労をするといった方法をとる人もいるのです。
ハローワークやほかの支援事務所との連携
就労に向けての支援を行うために、ほかの就労に関する支援を行っている事務所との連携を行っています。
就労支援事務所での作業を通して、どういうことに適性があって、どれくらい頑張れるのか、そういった作業内容と作業姿勢を面接時に言い添えてくれたりもします。
そこから一般就労などにつながることもあるので、まずは就労支援事務所に通ってはずみをつけて、社会活動に復帰することを選ぶ人も増えています。
就労支援B型事務所はどんなところ?
私は働きに行くというよりも、お小遣いをもらいながら就職のためのスキルを磨く場所として考えています。
プラスして、気分障害や、不安障害を持っている以上、職場へ継続して通うことも難しい時があります。
継続して通うというトレーニングにもなっているのです。
契約体系が違う
就労支援A型とは違って、雇用契約を結ぶことはありません。
代わりに、給与というものはなく、作業に対して「工賃」として金銭が発生する仕組みになっています。
そのため、その地方の最低賃金を下回ることがほとんどです。
自分のペースで通える
雇用契約ではないので、どうしても波のある体調と相談しながら通うことができます。
自分の障害を隠すことなく通えるので、休みやすく、通いやすいと言えます。
無理なく通えるというところが、一番のメリットだと思います。
逆に雇用契約でないので給与がないということがデメリットになるかな、と。
まとめ
就労支援事務所は、障碍があって社会活動が難しい人のための就労を支援する場所です。
呼んで名のごとく、ですね。
私が行くことを決めたのは就労継続支援B型事務所になります。
自分の体調を尊重してくれて、声掛けをしてくれたり、作業もやりやすいように一人一人を見てくれる場所でした。
今後は継続して通いながら、一般就労を目指していきたいと思っています。
今の時点で、就労を考えていて、私と同じような障害を持つ人は焦ってはいけません。
就労支援事務所もあることですし、まずは自分の体とよく相談しましょう。
いけそうなら、いきなり一般就労でもいいと思いますし、体調に不安があるのなら、就労支援事務所を探してみるのもいいかもしれませんよ!