社会からドロップキック食らった!

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常備薬とは全く違う薬です

前の記事から少し時間が空いてしましました。

さて、今回の記事は心療内科などで処方される薬を飲んだらどうなるのか、についてお話していきます。

意外と興味がある人もいるんじゃないでしょうか。

常備薬や抗生物質とは全く違う処方です。

私自身、飲み始めるまで常備薬や抗生物質とは何が違うのかわかっていませんでした。

全ての薬についてわかるわけではありません。

あくまでも自分が感じたこと、飲んでみて思ったことをお伝えします。

 

 

薬は飲み続けるもの

例えば、風邪をひいたときは風邪薬を飲みますよね?

そして風邪の諸症状が出なくなれば飲まなくなります。

治れば薬は必要ないものになります。

しかし、私のようなうつ病を含む精神障害に対する薬は飲み続けなければいけません。

理由は前にもお伝えしたことに関係があります。

精神障害と分類される病気では基本的に対処療法をとります。

人によって症状がまったく違うからです。

どの薬が効果的なのかを調べながら処方していくしかないのです。

その人それぞれに処方は全く異なります。

種類であったり、量であったり、と違いも様々です。

そしてそのどれもが長期的に飲むことを前提としています。

精神障害は短期間では治らないことが多いからです。

薬は治れば飲まなくなるという固定観念をまず捨てなければなりません。

 

副作用についてきちんと知ろう

精神障害の人に処方される薬にはかなりの確率で副作用があります。

そして、望まなくともその副作用に悩む人が多くいます。

例えば、眠気、だるさ、吐き気、めまい、などが多いです。

ある健康な友人がふざけて精神障害に悩んでいる人の薬を飲んだことがありました。

健康な友人はまるで電源が切れてしまったかのように意識を飛ばしました。

副作用の眠気が強烈に襲ったのだそうです。

起きていることもできずに半ば強制的に眠らされたという感覚だそうです。

こうした副作用は時と場合とそして人によって出方が変わります。

もし、この友人が薬を飲んだ後に車の運転をしていたらと思うとぞっとします。

その他にもお酒と強烈に反応して副作用が出てくる薬もあります。

自分が飲んでいる薬の説明書きは必ず目を通すようにしましょう。

また、副作用がつらい時は我慢せずに医師に相談して薬を変えてもらった方がいいです。

ただでさえ苦しい状況にいるのです。

せめて治療くらいは自分に優しくしてもいいと思います。

 

実は太るのも副作用です

これは私も悩まされていることです。

薬の副作用には食欲増進があるのです。

そのせいで耐えられないくらいおなかが減ったと感じてしまって、食べ過ぎてしまうなんてこともあり得ます。

過食気味の日々が続けば適正体重を超えてしまうこともあります。

自分が生活習慣に対してだらしがないから太ってしまったんだと考えるのはNG!

薬の副作用も大きくかかわってきているのでむしろ、きちんと薬を飲めていたんだな、と考えた方がいいです。

実際、薬のせいでおなかが減ったように感じるのだなと納得してからは私は体重の増加は止まりました。

それどころか少しずつ適正体重へ向かって体重が減ってきています。

もちろん、生活習慣を規則正しく守ることが重要なのは変わりません。

生活習慣という土台ができていれば多少の副作用には大きく左右されないということです。

 

思考が鈍くなる、言葉がすぐに出ない

私はこれが一番苦しく感じる副作用だと思っています。

仕事にしろ、創作にしろ、シャキッとしないのです。

どこかぼんやりとしてしまっていて作業時間が長くなっていくのです。

過去の自分と比べると厄介なほどにその違いがわかります。

これは副作用としてはっきりとは書かれていないので、人それぞれの感じ方になると思います。

私の場合は思考が鈍くなっていてやりたいことすらはっきりとしなくなる状態、と表現しています。

その代わりに、大きな感情の揺れは収まります。

気分障害、不安障害は感情の揺れがスイッチとなって症状が出てくることが多いです。

だから気分が平たんになるように薬で抑え込まれているのだと思います。

抑制状態では思考は自由にはなりません。

そうなると創作に関しては何も浮かばなくなりますし、言葉だってすぐに適切なものが出てこなくなります。

ブログに自分のことをまとめている今でも単語が出てこずに困ることがあります。

 

飲んでいてもダメなときはダメ

これが一番ショックかもしれません。

きちんと処方された薬を服用していも症状が出てしまって社会活動ができないなんてこともあります。

実は気分障害、不安障害に対して処方されている薬は対処療法とお伝えしました。

医師に自分の症状を伝えることで調整してもらってその症状に対処していくからです。

あくまで対処しているだけで治るわけじゃないんです。

薬って飲めばよくなる、治るって思っている人が多いと思います。

ですが、気分障害、不安障害に対する薬に関しては違います。

そもそもの目的が症状の抑制と緩和です。

完治を目指しているとは言えません。

もちろん、今現在も新薬が生まれていますからいつかは完治を目指した薬が生まれてくるかもしれません。

今のところはそういった薬があるなんて話は聞きません。

薬を服用してもダメな時があると知っていれば、ああ、今日はいつも以上に調子が悪かったんだな、と納得もできます。

 

不安なことを不安なままにしない

薬を飲んでいてもダメなときはダメですとお話しました。

しかし、そのせいで不安に思っているのならきちんとその不安を医師に伝えてください。

人の体はバイオリズムというものがあるといいます。

簡単に言えば波があるということです。

調子のいい日もあれば調子が悪い日もある。

それが波のように繰り返しているという考え方です。

特に私のような精神障害を持っている人はその波が大きかったり、一定ではなかったりするので安定させるのは至難の業です。

だから薬を飲んでいます。

他の人よりも安定して社会活動をすることが難しいからその手助けとして薬を飲んでいる、そう考えてみましょう。

そのお助けアイテムが効いてるかどうかわからない。

もしかしたら効いていないのかもしれないなんて不安になるのも当然です。

そういう時は主治医に早めに相談しましょう。

薬を簡単に変えることはできませんが飲む時間帯を変えたり、飲む量を調整したりすることで改善されることもあります。

私も薬の内容は変えずに飲む時間帯と飲む量の調節で症状の緩和を感じることができました。

そうして症状に対して確かに薬は効いている、と実感できれば薬に対する不安が軽くなります。

少しずつでも不安を軽くしていければ日々の症状にもよい影響を与えることができます。

 

まとめ

今回は私が飲んでいる気分障害、不安障害に対する薬についてお話ししました。

副作用があったり、効果が実感しにくかったり、常備薬や抗生物質と比べると扱いにくい薬に思ったかもしれません。

実際、扱いが難しいのは間違いありません。

人によって全く違う症状に対して効果のある飲み合わせを星の数ほどある組み合わせから、患者の話を元に処方しなければなりませんからね。

そういった意味で専門医も処方に関して慎重になるのもわかりますね。

特に私が健康であったころと今とを比べて気づいた点をまとめておきます。

薬に対する考え方

  • 飲み続けるもの、急に飲むのをやめるのは逆効果
  • 副作用がある、自分の薬について知っておこう
  • 体重が増えることもある
  • 飲んでも必ず症状がよくなるわけでない
  • 自律神経を整えるお助けアイテム

普通の薬とは違って気長に構えてください。

医師が大丈夫だと判断するまでは薬は飲み続けるものだと思った方がいいです。

大体の薬には副作用があります。

薬の説明書きはきちんと保管していつでも読めるようにしておきましょう。

副作用で肥満気味になることもあります。

もしも体重が急に増えたとしても自分を責めるのではなく、もしかしたら薬の副作用かもしれないと落ち着いて対処すれば大丈夫です。

効き目がわかりにくい薬もあります。

しかし、その日が特別調子が悪かっただけかもしれません。

余り深く考えすぎないでください。

ただ、あまりにも効き目が感じられないようなら早めに医師に相談するのが◎!

薬は飲んでいるとなんだか自分が不健康な患者のような気持ちになるかもしれません。

ですが、自律神経という自分では整えるのが難しい部分を安定させるために飲んでいると考えてください。

薬を飲むのは悪いことではありません。

私たちは「普通」に社会活動をするためにほんの少し薬で手助けをしてもらっているにすぎません。

さて、今回はここまでにします。

薬の名前などは敢えて出していません。

私が飲んでいる薬がほかの方の症状に効果があるか全くわからないからです。

ただ、私が陥った薬に対する疑念や、薬を飲むことに対する拒否感などがこの記事を読んで少しでも緩和することを願っています。